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資格IPAITストラテジストに独学合格する勉強法と論文対策![参考書と難易度解説]

ITストラテジストに独学合格する勉強法と論文対策![参考書と難易度解説]

2018年11月13日資格 IPA 
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ITストラテジストに独学で合格する勉強法や論文対策、おすすめ参考書や勉強時間の目安をメチャクチャ詳しく解説します!

まえがき

ITストラテジストを受けてきました!
午前1は免除で、午前2から受けました。
半年前にプロジェクトマネージャを受験し、午後2論文の手応えが全くなかったにも関わらず合格しました。
その時の手応えと今回のITストラテジストの手応えを比べたら今回のITストラテジストの方が10倍くらい手応えあります!
まだ結果は出てないですが合格していることを信じて「ITストラテジストに合格するコツ」と冠して先走りブログ記事を執筆しました笑
午前1は免除なので午前2からの内容になります。

長いので目次付けます!

  1. まえがき
  2. ITストラテジストの難易度
  3. 独学で合格する勉強法
  4. 独学勉強のコツ
  5. 本番試験に向けた心構え
  6. 番外編:試験会場での悲劇
  7. まとめ

ITストラテジストの難易度

レベル4

ITストラテジストはIPAの情報処理技術者試験の最高レベルに位置する「レベル4」に該当する試験です。
合格率は14%程度となっており、合格するにはそれなりに勉強する必要があります。ただ、レベル4の試験は過去問をやりまくってコツを掴むことと、論文のコツを掴むことで意外と合格できちゃう印象なので尻込みする必要はないです。

因みに公式のキャッチコピーは
~ 経営とITを結びつける戦略家 ~
ん~カッコイイ!

弁護士、公認会計士、医師等と並んで「専門的知識等を有する労働者」に指定されている

ITストラテジストはIT系の資格の中で唯一、弁護士、公認会計士、医師等と並んで厚生労働大臣によって「専門的知識等を有する労働者」に認定されています。これに認定されているとどのような効果があるのかは知りませんが、少なくとも国はITストラテジストを弁護士、公認会計士、医師と同列に扱っています!
他のレベル4の資格はそのようなことはないので、ITストラテジストだけ特別扱いです。

勉強時間は30時間以上

1年前に応用情報技術者試験に合格、半年前にプロジェクトマネージャに合格という知識レベルでITストラテジストとしての実務経験はゼロすが、大体30時間ほどは勉強したと思います。
時間の配分としてはこんな感じです。

  • 午前2:4時間
  • 午後1:10時間
  • 午後2:15時間

しかし、これは既に高度試験であるプロジェクトマネージャを合格した経験があるからです。
例えば、応用情報技術者に合格する知識レベルがある場合は、勉強時間が40時間くらい。
基本情報技術者の知識レベルの場合は午後1免除も無いと思うので、勉強時間が50時間くらいでしょうか。

やはり他のレベル4に合格していると、どのくらい勉強すれば合格できるかが分かるようになり、勝ち筋が見えるので勉強時間を大幅に短縮することができます。
まぁこの辺は、あくまでKoToRiの主観です笑

独学で合格する勉強法

KoToRi自身は、IPAの試験である応用情報技術者とプロジェクトマネージャをどちらも独学で合格しており、今回のITストラテジストも独学で(おそらく)合格してると思うのでKoToRiが実際に行った独学でも合格できる勉強方法を記載していきたいと思います。

受験した人のスペック

年齢 30代超前半
学歴 高校:文系
専門:情報系
職歴 デザイン事務所のWebデザイナー(コーダー寄り) 7年
金融系企業のPM兼Web担当(何でも屋) 2年
金融系企業のPM 1年目
保有情報処理資格 応用情報技術者
プロジェクトマネージャ
通勤時間 往復40分(電車乗ってる時間)
会社拘束時間 8:30~21:00 12.5時間ほど
子供 4歳(うるさい)
子供就寝時間 約22時

学生の頃は全く勉強出来ず学期テストは赤点だらけで追試常連でした。進路も適当で誰でも入れるような情報系の専門学校に進学し出席率30%で卒業。もちろんどこも就職が決まらなかったのですが、その専門学校の講師の方に『うちで修行してみないか』と声を掛けてもらい拾ってもらってから真面目に人生を生きるようになったタワケです。
その講師の方のデザイン事務所で7年間働いていました。ブログ記事見ていただけると分かると思いますがメインはワードプレスの構築でした!最初の3年くらいは修行で居酒屋のバイトと掛け持ちしながらWebや仕事のやり方などを勉強し、7年掛けてようやく人並みの社会スキルを身に着けたのです。そして新天地として金融系企業に転職しプロジェクトマネジャーという名の何でも屋をやってます。ITストラテジストとしての実務経験はゼロです。

IPAの試験については、基本情報技術者にマークシートミスで落ちた悔しさをバネに、
応用情報技術者とプロジェクトマネージャに独学で1発合格しています!
なのでKoToRi自身がどのように勉強して独学で合格できたかを皆さんに共有したいと思います!

午前2対策

今回ITストラテジストを受験してみて、1番自信が無かったのが午前2でした。実際に受験した時はリアルに午前2で爆死したと思いました。結局、試験後の自己採点の結果64点でなんとか一命をとりとめたのですが笑
体感ですがプロジェクトマネージャの午前2よりITストラテジストの午前2の方が過去問流用が少なく難易度が高い気がします。
油断してると午前2で足元すくわれるので、意識して対策したほうが良いでしょう。
午前2で落とされたら成仏できません。

過去問を徹底的にやる

過去問からの流用は25問中13問

KoToRiが受けた平成30年度のITストラテジスト午前2は、25問中13問が過去問からの流用でした。
約50%が過去問からの流用となります。
残りは、新規の問題か、基本情報や応用情報等からの流用問題となります。

あくまで当社調べですが平成30年度はこんな比率でした。

過去問流用 13問
新規問題 9問
他試験からの流用 3問
こなすべき過去問は平成21年度から全部

午前2は25問中15問以上正解すれば合格ラインとなります。なので徹底的に過去問をやって、流用問題は全部正解できるくらいに仕上げるのが理想的です。
ただ、午前2よりも午後1や午後2の論文の方が圧倒的に重要で難易度高なので、なるべく午前1に充てる勉強時間を削ずって午後の勉強に回したいところ。この辺のさじ加減が難しいです。
KoToRiもそのさじ加減を失敗し、あわや午前2で爆死するところでした。
この経験から言えるのは、
少なくとも平成21年度からの全ての過去問を最低1回はやってください

やってて思いましたが、かなり昔の過去問から流用して出題されることが大いにあります。
仮に過去問からの流用問題を全問正解できた場合は、初見問題から2問ほど正解すれば合格ラインに乗るのでなんとなくイケそうな気がします。
しかし、過去問からの流用問題を仮に5問落とした場合は新規問題を7問正解しなければならずハードルが上がります。

新規問題や他試験の問題などは正解するの難しいので出来る限り流用問題を正解できるように準備しときましょう。

通勤時間などの隙間時間を有効活用

午前2の場合は、4択問題なので過去問サイトなどを利用すれば通勤時間などでサクサク勉強することができます。午前2の勉強は基本的に通勤時間で良いでしょう。何週もやってれば嫌でも覚えてきます。それで十分です。ただ、平成21年度から全部の過去問をやってください。KoToRiは直近5年分くらいしかやらなかったら結構危なかったので油断しすぎないようにしましょう。

因みにKoToRiが使ってた過去問サイトは下記になります。
https://www.qeq.jp/jouhou/kakomon/ST/index.html

応用情報技術者試験ドットコムがITストラテジストにも対応してくれれば、みんながハッピーになれるのですが残念ながら未対応です。

直近1年分の過去問は最終調整に残しておく

直近1年分の過去問は、本番の2週間前くらいに実際の試験と同じ手書きで解いてみて60点以上とれるか試してみるのに使う事をおすすめします。60点以上とれれば本番試験への自信が持てますし、60点とれなければ勉強が足りないということが分かります。
これは、KoToRiが応用情報技術者を受験する時からお世話になっている「情報処理試験まとめwiki」でおススメされている方法です。このサイトの解説はマジ有益です。

午前2で落ちたら成仏できない

午後1や午後2を完璧に仕上げたとしても、午前2で落ちてしまうと午後1と午後2は採点されません。
徒労感が半端じゃないです。
実際に本番で午前2を受け終わった時に、リアルに落ちたと思った時のなんとも言えない徒労感、失望感、虚無感、ヤバかったです笑
もっと午前2勉強しとけば良かった〜と心底後悔しました。
油断は禁物です!

午後1対策

ITストラテジストの難関は午後1です。しっかり対策しましょう!

過去問はプリントアウトしよう

これ応用情報の記事でもプロジェクトマネージャの記事でも散々言い続けている事ですが、午後1と午後2に関しては
過去問は必ず印刷してください!

なぜならば、本番試験は問題冊子が紙で配られるからです。
普段の勉強から、出来るだけ本番試験の環境に合わせることを意識しましょう。
本番試験でテンパらないためです。

KoToRiの失敗談を話すと、基本情報の受験勉強の時にiPadとApple Pencilを駆使して勉強してたら、本番試験の時に紙の問題冊子をめくっては戻しめくっては戻して問題文を読まなければならない煩わしさで集中力を欠き、結果的にマークシートミスで午後の必須問題しか採点されず爆死した経験があります。

皆さんこうならないように、普段の学習から常に本番試験の環境を意識することが大切です。
繰り返します。過去問は必ず印刷してください。

午後1の解き方

ITストラテジストの午後1は国語の問題と巷では言われています。
午後1の問題に対応するためには、4〜5ページある問題文の中から、各設問に関連するヒントを漏れなく拾う能力と、拾った情報を基に解答を指定文字数内で組み立てる能力が必要です。
午後1の解き方は大きくこの2ステップになります。
この2ステップについて、おススメのロジックがあるので紹介します。

問題文キックで設問を解く

ITストラテジストの午後1のアプローチ方法は、「みよちゃん方式」をお勧めします。
みよちゃんとはプロジェクトマネージャの試験対策の参考書を執筆しており、その界隈では名の知れた人物です。
書籍化しているのはプロジェクトマネージャ特化のものになるのですが、youtube等で「ITストラテジスト」や「システムアーキテクト」「システム監査」等を解説しており非常に分かりやすくためになります。

みよちゃんの解説動画があるので、とりあえず見て下さい。

問題文へのマークの仕方が肝で、問題文から解答しやすいものを探し解いていくと難しい問題のヒントが残っていくという解き方です。この解き方に出会うまでは、設問を読んでから問題文の該当する箇所を探すというプロセスで問題を解いていたのですが1問解くのに平均で45分くらい掛かっていました。
それが「みよちゃん方式」に変えたら35分くらいで解けるようになったので、間違いないと思います。

蛇足ですが、設問を読んでからその設問に該当する箇所を問題文から探すという解き方のプロセスは、プロジェクトマネージャで有効とされている手法となります。プロジェクトマネージャは問題文の各段落と設問が分かりやすくリンクしているため、この手法が有効なのです。
しかし、ITストラテジストの場合は、設問に関連するヒントが問題文全体にバラバラに散りばめられているため、そのヒントを探すのに大変労力を使います。それを効率的に行うことができるのが「みよちゃん方式」です。

ヒントを基に解答を組み立てる練習は参考書を活用

午後1の参考書の使い方としては、みよちゃん方式で集めたヒントを基に、指定文字数以内で解答を組み立てる時の考え方の補強に活用します。
KoToRiが実際に使用した参考書は『情報処理教科書 ITストラテジスト』です。

情報処理教科書 ITストラテジスト

集めたヒントからどのように解答を導き出すかが、割と詳細に解説されています。一応、問題文の読み方も著者独自の手法が解説されていますが、この部分に関しては断然みよちゃん方式を推します。

この参考書の良いところは、午後1に加え、午後2の論文の解き方と参考論文が特典として豊富に用意されていることです。1冊買えば午後1、午後2論文ともに使えるのでおススメです。
まぁKoToRiの1番の望みは、みよちゃんがITストラテジストに特化した参考書を出してくれることですが。そうなればみんなが幸せになれると思います。

ひたすら過去問をこなすのみ!

午後1の具体的な対策としては、前述の通り

  • 問題用紙は印刷する
  • 解き方を頭に入れる
  • 参考書を用意する

後は
過去問をただひたすらこなすのみ!

これにつきます!

平成20年度からの過去問を全部やる

本番試験ではどんなテーマの問題が出題されるか全く予想がつきません。なのでなるべく沢山の過去問をこなし、どんな問題が来てもある程度は解答できるようになる必要があります。
できるだけ数をこなしましょう。

本番試験と同様に手書きで解く

なるべく本番試験と同様の環境下で過去問を解くことが、本番試験での緊張の耐性となります。慣れていないことをやると、緊張により脳の一時記憶領域が奪われ集中できなくなってしまいます。
こうなると厳しいので普段から本番試験での環境を意識して慣れておきましょう。

実際に問題文にアンダーライン等を引いて、解答は別の紙に書きましょう。
メモ書きなどは本番試験では問題用紙にしか書くことができないので、そこもしっかりと意識しましょう。解答用紙にメモ書きは書かないこと。

時間を測ってやる

本番試験は1時間30分で2問解く必要があります。
問題選びと確認の時間を考えると、
1問当たり35分で解くのが理想的です。

この時間の感覚を体に刻み込むためにも、
過去問は必ず時間を測って解きましょう。

間違えた原因を探求する

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを探求しましょう。KoToRiがめっちゃお世話になってる「情報処理技術者試験まとめwiki」の人も言っていますが、間違える原因はいくつかに分けることができます。
KoToRi的には大きく分けて2つに分けることができると考えています。

【1つ目 ヒントを間違えた】

問題文の中のヒントを間違えて拾ってしまい、不正解となるパターンです。問題文のマーキングの方法を工夫したりして精度を上げましょう。
KoToRiのマーキングはこんな感じ。
ITストラテジスト 午後1 マーキング

パーツを超細分化して設問に使ったら斜線で消していくという「みよちゃん方式」です。

【2つ目 解答の組み立てを間違えた】

抽出したヒントは合っていたんだけど、そこから導き出した解答が間違っていたパターンです。過去問でひたすら経験を積んでいくしかありません。
上で紹介した参考書「情報処理教科書 ITストラテジスト」に、解答を組み立てる時の考え方メソッドが「対策標語」という形で用意されているので、参考にするのも良いです。
ただ、設問によっては到底導き出せないような解答の場合があるので、その類の問題は割り切って捨てましょう。

組み込みシステムも必ず選択肢に入れよう

午後1は4つの問題から2問を選択する方式になっています。そして4問目は毎回組み込みシステム系の問題が出題されます。
たまに見かけるのが「組み込みシステムの経験がないのであれば、4問目は選択肢から外しましょう」という意見。
言語道断です。

組み込みシステムの問題は、いつもKoToRiを助けてくれました。応用情報の時も組み込みシステムが貴重な得点源となってくれて合格を手助けしてくれました。組み込みシステム系の問題は難しそうに見えて実は結構簡単なのです。
今回のITストラテジストも、組み込みシステムの問題である問4に命を救われました。
組み込みシステムに関する知識がなくても答えられるように問題は作られています。問題の選択肢は多いにこしたことは無いので絶対に候補に入れましょう。

とはいえ、午後2論文では未経験で組み込みシステムを選ぶと厳しいと思うので午後2では敬遠しましょう。

問題選びに全てを懸けろ!

午後1でKoToRiが1番重要だと思っていることは、4問の中から2問を選択する問題選びです。

過去問をやり込めば分かってくるのですが、IPAの試験は問題によって難易度に差があり過ぎるのです。難易度が高い問題だと1問も正解できないという事が普通に起こり得ます。
本番試験で選択した問題が1問も正解できなかったら確実に不合格となります。
そうならないためにも、
難易度が低い問題を嗅ぎ分ける嗅覚を鍛えなければなりません!

これも、やはり過去問をひたすらこなしていくしかないです。
しかし、ITストラテジストの場合は、設問に対するヒントが問題文全体に散りばめられている特性上、問題の難易度を把握できるまでにかなり時間が掛かる可能性がおおいにあります。
KoToRiの経験として、問題が難しいと感じるポイントが2つほど存在します。

1.問題文そのものが頭に入ってこない

問題文を読んで一生懸命マークしたりするのですが、内容が一向に頭に入ってこない事があります。この場合は、早々に別の問題にスイッチした方が良いでしょう。
比較的早い段階で気付けるので、タイムロスの観点では致命傷になり辛いパターンです。

2.問題文は理解できたが設問が全く解けない

このパターンの場合は、問題文を全部読んだ後、設問を確認して初めて問題が難しい事を把握できます。問題が難しい事に気付くまでに13分くらいは掛かるのではないでしょうか。
午後1で13分のタイムロスは致命傷になり得ます。なり得ますが、
難しいと気づいた時点で、絶対に違う問題に変えた方がいいです。

設問が解けないと感じるなら、その問題に無理にしがみついても点が取れないので不合格になることは目に見えてます。難しいと感じた時点で可及的速やかに問題を切り替えましょう。

本番試験にかぎって問題選びにメッチャ苦労する

KoToRiの場合は本番試験で最初に手をつけた問題の設問に対する解答が全くイメージできず、別の問題に切り替えました。
別の問題に切り替える決断をした時点で試験開始から20分が経過してました。
2問くらい解いていたのですが6割取れる気がせず損切しました。
そこから、次の問題を読み始め10分経過したところで今度は問題が全く頭に入ってこず別の問題に切り替えました。
この時点で30分経過しているので自分でも終わったなと思ったのですが、自分にとっては残りの2問が簡単な問題で各20分で全ての解答を埋める事ができました。

そのくらい問題選びが重要で、解けないと感じた問題に対して無理にしがみつくことは絶対にやってはならない事です。
普通はここまで引っ張らない方が良いと思いますが、プロジェクトマネージャの時も、本番試験での問題選びに苦戦した経験があって、その時も20分くらい格闘した問題を捨てて別の問題に切り替え合格しました。

問題選びは、自信を持って解答できそうな問題を見つけるまでは絶対に諦めないでください。

午後2論文対策

IPAの論文がある試験を初めて受験するなら、どのような論文を書いたら良いのかという基準を自分の中に確立させる必要があります。そのために参考書が超重要となります。論文対策にはお金はケチらないでいきましょう。

過去問はプリントアウトしよう

午後1の項でも触れてますが、
過去問は必ず印刷してください!

論文を書く上でのメモ書きも必ず問題用紙に書くようにして下さい。本番試験でもメモ書きは問題用紙にしか書くことができません。

解答用紙もプリントアウトしよう

本番試験は、手書きでマス目で区切られた解答用紙に論文を書いていく必要があります。なので絶対に解答用紙もプリントアウトしておきましょう。
下記に解答用紙が落ちていますのでダウンロードしてプリントしましょう。
https://bookstore.tac-school.co.jp/pdfdb/answer/068/06866_1.zip?1541856781

手書きの練習はだいたい3回ほどで制限時間内に指定文字数書けるようになるので、プリント数は4部か5部くらいで余裕をもっておきます。
あと「論述の対象とする構想、計画、システムなどの概要」の記入用紙もセットになってて非常にグッドですが、「読者サービス」と書いているのでダウンロードは自己責任で笑!

論文対策のおススメ参考書

合格論文を書けるまでには、どんな論文が合格水準なのかを知るところから始まり、自分の中の論文テーマを確立し、問題に合わせてアレンジして繰り出せるようになる必要があります。
そのためにはとにかく沢山の参考論文を読みまくる必要があります。

参考論文を手に入れるには参考書を買うしかありません。参考書を買いましょう!

参考論文の数でいえば、午後1でも紹介した「情報処理教科書 ITストラテジスト」です。
情報処理教科書 ITストラテジスト

午後1の対策にも併用できるので必須です。

そしてもう一つおススメなのが「ITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集」です。
ITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集

1つの問題に対して2つの参考論文が載っているので、解答の幅を確認することができます。また、KotoRiはこの参考書の「平成25年度 問1」の岡山さんの論文を参考に組み立てたテンプレを本番試験で使いました。

産業用発電機の保守サービスをテーマにした参考論文です。
この参考論文のイケてるところは

  • 機器から稼働状況を送信する=IoT
  • 日々の稼働データを蓄積する=ビッグデータ
  • 蓄積した稼働データを解析する=AI

と最近流行りのテーマに適応させることが容易にできるというところです

みよちゃんのプロマネ本も有益

変化球ですが、みよちゃんのプロジェクトマネージャの参考書『情報処理教科書 プロジェクトマネージャ』も論文対策としてはかなりおススメです。
情報処理教科書 プロジェクトマネージャ
表向きはプロジェクトマネージャの参考書ですが、高度試験の論文を書く上でのポイントが分かりやすくまとまっており論文入門には最適です。
章立て、骨子作成の方法から、論文試験の勘所までガッツリ解説されています。

みよちゃんの動画

参考書ではないのですが、みよちゃんの動画解説もかなりおススメです。下記に午後2論文の問題毎の解説動画が載っています。
http://www.msnet.jp/j_ronbun/ronjutsu_sm/ronjutsu_sm.htm

ありがたや~。
本当にみよちゃんがITストラテジストの参考書を出してくれればみんなハッピーですが動画があるだけでもありがたいです。

独学での論文対策

過去問と参考書を揃えたら、いよいよ勉強開始です。

まず参考論文を一つ完コピする

とっかかりとして、まず参考書に載っている参考論文をまるっと覚え、アウトプットまでできるようにしましょう。

おすすめは前述のとおり、ITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集の平成25年度 問1 岡山さんの「産業用発電機」の参考論文です。
それでは、まるっと覚える方法を記載していきます。

章立てする

設問から、章のタイトルを抽出します。例えば下記のように、どの部分を1-1にして、どの部分を2-1にしてという選別をします。
ITストラテジスト 論文 章立て

この辺りのお作法はITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集や、みよちゃん本にメチャクチャ詳しく載っています。

骨子を作成

設問の内容を、問題文に書いてあるITストラテジストのあるべき姿に沿った形で答えるようなストーリを骨子として作成します。論文ではこの骨子作成が1番重要です。ここでしっかりとしたストーリ設計となっていれば論文に矛盾が生じる事なく筋の通った論文を書くことができます。

これもITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集や、みよちゃん本に詳しく解説があるので参考にしてください。
最初は骨子作成が難しいと思うので、無理だと思ったら次の「参考論文を読み込む」に進みましょう。

参考論文を読み込む

参考書に記載されている参考論文を読み込みます。意識すべきなのは、自分で行った「章立て」「骨子作成」が大きく外していないかを確認しながら読み進めていきます。

要点をノートにまとめる

読み終わったら参考論文の要点を、ノートに書き出します。
KoToRiはこのような形でノートに書いていました。

ITストラテジストのノート

毎日読む

ノートに書いたものを、通勤時間中などの隙間時間に読みます。後に説明する分散学習の理屈で、おおよそ3日くらい繰り返しノートを見返せば設定がある程度脳に記憶されるはずです。

論文をPCで書いてみる

脳に記憶された参考論文の内容を、今度はアウトプットします。
実際に論文を書く時はPCで書きます。その際でも必ず時間は測ってください。
論文が書けたら次は別のテーマの参考論文を、同じ要領で完コピします。

同じ要領でテーマ別に5つほど論文を準備する

上記の手順で、論文が準備できたら同じように別のテーマの論文も参考論文を完コピし準備します。
平成21年度からの全てのITストラテジスト試験の午後2について、問1か問2どちらかには対応できるように論文を準備することを目指します。
KoToRiはテーマ別に5つほど準備しました。5つ準備すれば21年度からの過去問全てに対応できると思います。
因みに組み込みシステム開発の経験が無ければ、問3の組み込みシステム系問題は捨てましょう。

実際にKoToRiが準備したテーマがこちらになります。

テーマ1 戦略的なデータ活用
ITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集
平成25年度 問1
テーマ2 ITを活用した業務改革
情報処理教科書 ITストラテジスト
平成26年度 問1
テーマ3 リアルタイムな情報収集と情報提供
情報処理教科書 ITストラテジスト
平成24年度 問1
テーマ4 追加開発における業務の見直し
情報処理教科書 ITストラテジスト
平成22年度 問2
テーマ5 緊急性が高いシステム化要求に対応するための優先順位・スケジュール策定
情報処理教科書 ITストラテジスト
平成27年度 問2

これだけ準備できれば平成21年度からの全ての過去問に対応できます。
それに本番試験でどのような問題が出ても、ある程度食らいつくことができます。
大変ですが合格がグッと近づくので頑張りましょう!

問題文のストーリーに沿って答える

問題文には「ITストラテジストって、こんな時はこうするべきだよね」みたいなあるべき論が書かれています。
問題文に書かれているあるべき論を忠実になぞって論文を展開させてください

KoToRiの主観ですが、論文試験の採点基準は

  • 設問で問われている事に答えられているか
  • 問題文に書かれている「あるべき論」通りに行動していることが表現されているか

この2点と思われます。

プロジェクトマネージャの時は、矛盾してる部分がいくつかあるような論文になってしまい絶対落ちたと思っていたが合格していました。
その論文で唯一KoToRiが頑張ったのは設問で問われている事に漏れなく全部答えたこと問題文に書かれているあるべき論を完全再現して話を展開したことだけです。
これだけ外さないようにしましょう。

手書きは3回練習すれば慣れる

論文の練習は基本的にPCで行います。時間節約のためです。手書きよりキーボード打ちの方が早く書けます。
ただ、本番試験は手書きで書かなければいけないので手書きで指定文字数書ききる体力をつけるために3回くらい手書きで論文を書く練習をしてください。
恐らく3回くらい練習すれば割と余裕で書ききることができるようになると思います。

シャーペンにもこだわろう!

午後2の論文は手書きで2200文字くらい書かなければいけないためシャーペンにもこだわりましょう。KoToRiはプロジェクトマネージャ試験の時からドクターグリップを愛用しています。
人間工学に基づいた設計で疲れにくいのが特徴です。書き心地が良く本当に疲れにくいので論文には最適です。

独学勉強のコツ

さて、ITストラテジストに関しての勉強法を解説してきましたが、この項ではもっと広い独学で勉強を進める上でのコツを説明したいと思います。

分散学習を意識しよう

分散学習とは、何回か繰り返し勉強することで記憶が定着するという勉強法です。一夜漬けで勉強するのではなく、ある程度の期間をかけて繰り返し勉強しましょうということです。
この勉強法は科学的に実証されています。

毎日少しの時間でもいいので、勉強を継続しましょう。そうすることで勉強効率がどんどん向上し、覚えるスピードや問題文からヒントを発見する着眼力がアップしていきます。

勉強のスタートを早く切ろう

社会人は勉強時間があまり取れないため、勉強のスタートは出来る限り早く切る必要があります。
これは運動会の100m走ではありません。よーいどんで全員一緒にスタートする必要はないのです。前述の分散学習の観点からも早くスタートさせましょう。
本番試験の4か月前くらいから勉強を開始できれば理想的です。
配分としては下記のような感じになります。

午後1:1.5か月
午後2:1.5か月
最終調整:1か月
(午前2は通勤時間中にやる)

勉強する環境を作り出す

子供がいると家ではとてもじゃないけど勉強できません。そういう場合は、外に出て勉強しましょう。
KoToRiは家の近くに図書館があるのと職場の近くにも図書館があるので、勉強はほとんど図書館に行ってやってました。図書館だと、疲れたからといってアニメみたりゲームしたり何となく出来ないので、そういう環境に自分を置き勉強に集中できる方向に持っていく事が、独学で勉強するなら非常に大事です。
叱ってくれる先生もおらず自分との戦いです。サボろうと思えばいくらでもサボれちゃいますが、サボれないようにうまく工夫してください。

本番試験に向けた心構え

この項では、本番試験で極力緊張しないようにするためにやっておくべきことを説明していきます。
本番試験で緊張する原因は、大きく2つあると思っています。
1つ目が慣れない環境下での受験
2つ目が落ちたらどうしようと思ってしまう
この2つの対策を解説します。

普段の勉強を、本番試験と同じ環境に似せる

散々言ってきましたが大事なのでおさらいです。
過去問をプリントアウトするのも、実際に時間を図りながら解くのも本番試験と同じ環境に慣れるためです。
これはつまり
本番試験と似たような経験をしておくことで、本番試験の時に緊張しないようにするため
です。

ITストラテジストに落ちた時のことを想像する

落ちたらどうしようと思ってしまうのは、仕方がないことです。どうしようもありません。なので、実際に落ちた時のことを予めシミュレーションしておきます。
こうすることで、言い様のない不安から、何に不安を感じているかがハッキリすることで幾分か緊張がマシになります。

KoToRiは受からなかった場合デメリットを紙に書き殴ります。

  • カッコ悪い
  • 給料上がらない
  • 家庭を犠牲にしたのが無駄になる
  • ここ半年の勉強が無駄になる
  • また来年受験しなければならない

など書きました。落ちたらこれらの不利益を被ることを納得した上で試験に臨みましょう。

自分がやってきた勉強のノートや論文を見返す

不安になった時は、自分が今までやってきた勉強の功績を見返してください。しっかり勉強をしていればノートや論文が溜まっているはずです。「勉強辛かったな」「こんなに頑張ったもんな」と思いっ切り浸ってください!そして自信を持ってください!ノートや論文は努力が形になったものです。あなたがやってきた努力はあなたを裏切りません。

試験前日や試験当日はいつもと違った事はしない

KoToRiは基本情報技術者試験の時に、甘いものが頭の回転にいい!という情報をもとに、当日の朝飯と昼飯を大量のチョコレートにしました。結果、午後でバテてしまいマークシートミスで不合格でした。
いつもと違う事をすると、それだけ緊張してしまいます。また、いつもと違うことをしていることに意識が向いてしまい脳の一時記憶領域が消費されてしまうことで集中力を欠いてしまいます。
普段通りの生活を送り少しでも緊張を無くした方がいいパフォーマンスが出せるはずです。

番外編:試験会場に現れた刺客

KoToRiは、ITストラテジストの試験会場で今までにない衝撃的な経験をしたので皆さんにもご共有させていただきます。

変なハットおじさん

午後1は免除だったので、午後2開始時間の40分前に試験会場入りしました。教室はドアが開いていて既に席で待っている人がチラホラ。KoToRiも席につき午後2の過去問を見直しながら精神統一。
そして、試験官からの説明も終わり問題用紙と解答用紙も配られいよいよ試験開始1分前となったところで教室のドアが開き
変なハットを被ったおじさんが入ってきました
そしてKoToRiの斜め前に座りました。ガチャガチャと試験の準備をし始め、同じ教室の人達の集中力を削がれたところで、試験官からの「はじめてください」の合図。
「なんだこいつ」と思いながらも、まぁ午前2だし何とかなるかと問題を解き始めたその時、

ゲプッ!

ん?気のせいか?と思ったのも束の間、また

ゲプッ!

間髪いれず

ゲップ!

気のせいでも何でもなく、なんと先ほどの変なハットおじさんが30秒に1回のペースでゲップをしだすではありませんか。

終いには
プゥーーッ
と割と長めのストロークのオナラまでかましてくる始末。

確実に悪意を感じる行動で、周囲もガン切れしてるのが伝わってくるくらいピリピリしたムードのなか、変なハットおじさんは構わずゲップにオナラに切れ目なく攻撃してくる。
集中なんかできたものではありません。流石、経営とITの戦略家として知られるITストラテジストの試験です。まさかこのような緻密な戦略で相手を蹴落してくる刺客がいようとは夢にも思っていませんでした。

完全に集中力も途切れてしまい、問題も難しかったため6割取れた気がせず午前2終了後はかなりヘコんでました。試験官も一切注意しないし、これは不公平すぎます。自分の運命を呪いました。

午後1のカオス

午前2は変なハットおじさんのオールレンジゲップオナラ攻撃で、完全に足元をすくわれたKoToRiですが、正直、午後1に関しても変なハットおじさんの攻撃を受け切れる自信はありません。ただでさえ集中力が必要な午後1なのに斜め前でゲップにオナラを高速PDCAで回されたらたまったもんではありません。

周りも超警戒態勢の中、変なハットおじさんは午後1開始の10分前くらいからエンジンをフかすかの如く一定のサイクルでゲップを放ちます。KoToRiが絶望に打ちひしがれる中、無情にも試験官の「はじめてください」の一声が教室内に響きます。
そして、

ゲプッ!

ゲップの音が響きます。もう何も考えずにただ午後1の問題と対峙しようと心を落ち着かせて少し集中してきた試験開始から10分ほど経った時

ゴーン!
なんとどこからか鐘の音が聞こえてくるのです。しかも1回ではなくず~っと鳴りやみません。

ゴーン!シャンシャンシャンシャンシャンシャン!ゴーン!

複数の鐘の音色が聞こえてきます。爆音で。ここにきて変なハットおじさんの緻密な戦略に追い風です。
殺意しか芽生えません。

ゴーン!ディンドンディンドン!ゴーン!

ゲプッ!

ゴーン!シャンシャンシャンシャンシャンシャン!ゴーン!

ゲプッ!
プゥーーッ

変なハットおじさんのオールレンジ攻撃と鐘の音の合わせ技で、同じ教室内の人は完全にノックアウト。集中力を削がれ非常に困難な試験となったことでしょう。

結局、鐘は5分くらいなり続けました。
後から調べましたが 「ニコライ堂の鐘」というらしく日曜の昼頃に鐘がなるそうです。
ふざけんな。

皆さんに伝えたいのは
どんなに困難な状況下でも動じずいつも通りのパフォーマンスを出せる精神力が必要なのです!

まとめ

KoToRi以上に劣悪な環境下で受験するシチュエーションは滅多にないと思いますが、仮に不本意ながらこのようなシチュエーションにのまれてしまい普段のパフォーマンスを発揮できず不合格となってしまったらどうしようもありません。常に最悪の可能性を想定してというと大げさですが、何が来ても良いように心の準備はしておきましょう。

大丈夫。
努力は裏切りません

皆さんの合格を祈っています!

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