【悪評判ガチレビュー】デジタルデータリカバリーでデータ復旧!費用も公開!
※データ復旧業者に頼む前に読んでほしい!デジタルデータリカバリーで外付けハードディスクのデータ復旧を行ったので、その時のレビューや掛かった費用をめちゃくちゃ詳しく書きました。また、この記事によせられたみんなからの体験レビューをもとにデータ復旧業者に頼まずにデータ復旧できる可能性がある方法を紹介しています。コメント欄まで隅々読んでください。
まえがき
開口一番に伝えたいことがあります!
ハードディスクが故障して、
バックアップとってなくて、
データを復旧したくて、
どうしよどうしよってなって、
テンパってる状態で、
色々検索して、
「デジタルデータリカバリー」という業者を見つけて、
この記事にたどり着いた人!!
一旦、クールダウンしましょう。
クールダウンするつもりで、この記事を読んでもらいたい。そして、データ復旧に関して、後から後悔しない納得のいく決断をしてほしいです。
この記事は、KoToRiが高校生のころから蓄積してきたデータを保存していた外付けハードディスクが引っ越しの時の衝撃で故障し、データ復旧業者「デジタルデータリカバリー」に費用を払ってデータが無事に帰ってきたお話しを、事細かに赤裸々にシチュエーションや心情とかまで詳しく綴りました。
データ復旧業者選定には、ある程度の知識と覚悟が必要だと感じたので、細かい情景描写の中で、あなたの心のドコかに引っかかって後悔しない納得のいく決断の一助となれば本望です!
先日5年くらい使用していた外付けハードディスク(LaCieのLCH-FMN020U3 2TB)がお亡くなりになりました。最終的にデータは全て戻ってきたのですが、データ復旧業者の選定、およびデータ復旧業者(デジタルデータリカバリー)のやり口に多少思うところがあるので、この熱い想いをブログ記事にしたためようと思います。焦ってるのであればクールダウンがてら流し読みしてみてください。
そしてこの記事には、KoToRiと同じようにデジタルデータリカバリーを利用した人からの経験談が沢山コメントに投稿されています。みんなの生の声なのでとても参考になります!絶対コメント欄にも目を通すことをおススメします!
コメントしていただいた方々ありがとうございます!
2019年9月14日 追記
みんなから沢山のコメントをいただくことができ、みんながハードディスクのデータが飛んだ時にどのような対応を行ったか、デジタルデータリカバリーの対応はどうだったか、データ復旧まで至ったのかなどの非常に有益な情報がおかげさまでこの記事にドンドン蓄積されてきました。
みんなのコメントを読んで一つ一つ返事をしていくうちにハードディスクのデータが飛んだ時にすべきことがKotori自身の中でかなり分かってきました。
中でも下記はデータ復旧業者にハードディスクを送る前に絶対に試してほしいです!
【ちょっと待った!】データ復旧業者にハードディスクを診断に出す前に必ず試してほしいこと!
この記事に書かれていることはKotoriひとりの体験や知識だけではありません。
みんなにコメントをいただき日々記事内容をアップデートしています。みんなの体験や知識が詰まった記事です。ハードディスクのデータが壊れてしまった人にとっては有益な情報が載っていると自負しています。
ぜひ最後まで目を通してみていただければ幸いです。
長いので目次を付けます。
- まえがき
- データ復旧の費用は10万円は覚悟しろ
- 【ちょっと待った!】データ復旧業者にハードディスクを診断に出す前に必ず試してほしいこと!
- デジタルデータリカバリーでのデータ復旧
- おかえり、僕のデータたち
- データ復旧業者は嘘つき放題
- データ復旧するくらいならバックアップ取ろうよ
データ復旧業者の費用は10万円は覚悟しろ
いきなり核心つきます。まずハードディスクが故障してデータが正常に読み込めなくなってしまった場合、自分では知識が無くデジタルデータリカバリーなどのデータ復旧業者にデータ救出をお願いするのであれば8万円~10万円は覚悟してください。
データ復旧業者に頼んだ場合は、故障の原因は一切関係ないものと思ったほうが良いです。
データ復旧業者の料金設定は、基本的に「論理故障」の金額が安く設定されています。具体的にデジタルデータリカバリーは3万円~となっています。
「物理故障」となると論理故障よりも高い金額設定となっています。デジタルデータリカバリーは金額がサイトに明記されていませんが、Kotoriの経験とみんなからのコメントを見ると10万円以上となります。
しかし、データ復旧業者にハードディスクを診断してもらって「論理故障ですね。3万円です。」なんて正直に言われることはまず無いと思ったほうが良いです。論理故障でも物理故障と言って高額なデータ復旧費を吹っかけてきます。だってデータ復旧業者にハードディスクを送ってしまっていて確認のしようが無いんですから!
その辺りのことを、KoToRiのデジタルデータリカバリー体験レポートとともに事細かに説明したいと思います。
が、ここで1点!
もし実際に手元のハードディスクが論理故障だった場合はデータ復旧業者なんかに頼まなくても、データ復旧ソフト(EaseUS)で復旧可能な可能性があります。
EaseUS Data Recovery Wizard Professional 13 / 1ライセンス [1ヶ月版]
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 12 / 1ライセンス [1ヶ月版]
データ復旧業者に頼むと論理故障だろうが物理故障だろうが、ほぼ確実に10万円以上むしり取られます。
しかし、データ復旧ソフトで復旧可能だった場合、2GBまで無料で復旧できます。9,612円程のライセンスを購入すれば容量無制限に復旧できます。
データ復旧業者にハードディスクを送ってしまう前に必ずこちらにも目を通してください。
【ちょっと待った!】データ復旧業者にハードディスクを診断に出す前に必ず試してほしいこと!
【ちょっと待った!】データ復旧業者にハードディスクを診断に出す前に必ず試してほしいこと!
データ復旧業者の巧みな口車に乗せられてハードディスクを郵送しようとしているそこのあなた!
ちょっと待った!
焦らないで、いったん深呼吸しましょう。
この記事を読み進めてもらえば分かりますが、データ復旧業者にハードディスクを送った時点で大切なデータを人質にとられたことになります。
データ復旧業者は決まって「診断は無料ですので取り返しの付かないことになる前にお早めにハードディスクをお送りください。」みたいな事を言ってくるのですが、逆にデータ復旧業者にハードディスクを送った時点で取り返しの付かないことになります。
なんでこんなことを言っているかというと、
あなたのハードディスクが論理故障だった場合、データ復旧ソフト(EaseUS)を利用して9,790円程でデータ復旧できる可能性があります。
(Macの場合は11,990円程)
これはsyさんからのコメントでいただいた情報なのですが、syさん自身の実体験により実証されています。
syさんもデジタルデータリカバリー被害者です。
デジタルデータリカバリーにデータ復旧を依頼し、納期を散々オーバーされたあげく、データがほぼ返って来なかったそうです。
ここまでは良くある話なのですが、syさんは「そんなにひどい状況のわけがない」と思いEaseUSというデータ復旧ソフト(体験版)でスキャンしたところディレクトリ名が残っていることと150GBのデータの存在を確認。
結果、9,790円程のライセンスを購入してデータが復旧できたとのことです。
素晴らしいです!この記事に訪れるデータ復旧難民たちにとって非常に有益な情報なのではないかと思います。Kotori自身もデジタルデータリカバリーに頼む前に知りたかったです笑
syさんコメントをいただき本当にありがとうございます!
まずは論理故障かどうかデータ復旧ソフト(体験版)で確認しよう
ということで、まずは自分のハードディスクが論理故障かどうかを確認するためEaseUSの体験版をダウンロードして壊れたハードディスクをスキャンしてみましょう。
ダウンロードはこちらから可能です。ページの下部にある「ダウンロード」の「ご購入前に下記のダウンロードページから、製品版ファイルをダウンロードして頂き、試用して気に入った場合にご購入ください。」と書いてある下のリンクから体験版がダウンロードできるので、とりあえず体験版をダウンロードしてインストールしましょう。
■Windows版
EaseUS Data Recovery Wizard Professional 13 / 1ライセンス [1ヶ月版]
■Mac版
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 12 / 1ライセンス [1ヶ月版]
操作ガイドはこちらです。
EaseUS Data Recovery Wizardの使い方
ハードディスクが正常にスキャンできなかったり、そもそもPCから接続できない場合は残念ながら物理故障の可能性があります。
その場合は、この記事の体験レビューとみんなからのコメントを読んでいただき、自分が納得できるデータ復旧業者選びをしていただければと思います。
データ復旧ソフトでデータを復旧しよう
スキャンが正常に完了したら、EaseUS上で復旧した時にどのデータが帰ってくるのかディレクトリ構造が確認出来ると思います。
体験版でも2GBまでならデータ復旧可能です。
ライセンスを購入すれば無制限にデータ復旧できます。
ライセンス費用は税込9,790円と
データ復旧業者に頼む金額の約10分の1、20分の1程度で復旧できます!
データ復旧業者にハードディスクを送る前に、絶対にデータ復旧ソフトでスキャンしましょう!
もしデータ復旧ソフトでデータ復旧できた方は、コメントをいただけると非常に嬉しいです☆
因みに上記でご紹介しているデータ復旧ソフト(EaseUS)は1か月のライセンス期間で1番安価なものですが、他にもライセンス期間が1年や永久版もあるので、一通りのリンクを張っておきます。
■Windows版
EaseUS Data Recovery Wizard Professional 13 / 1ライセンス [1ヶ月版]
EaseUS Data Recovery Wizard Professional 13 / 1ライセンス [永久版]
EaseUS Data Recovery Wizard Professional 13 / 1ライセンス [1年版]
■Mac版
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 12 / 1ライセンス [1ヶ月版]
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 12 / 1ライセンス [永久版]
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac 12 / 1ライセンス [1年版]
このページを見てくれている方のデータが、データ復旧業者に頼むことなくデータ復旧ソフトのみで完全復旧することを心の底から願います。
以降は私の実体験になります。是非目を通していただければと思います。
デジタルデータリカバリーでのデータ復旧
外付けハードディスクが故障した当時の状況
KoToRiの場合、5年使ってた外付けハードディスクが故障しました。その当時の被害状況としては、データの中身は一応エクスプローラで閲覧できるのですが、読み込みがめちゃくちゃ遅い。完全には死んでませんでしたが、読み込みが極端に遅くなり、一部のファイルは開くのにメチャクチャ時間が掛かるようになりました。また、中には3分くらい読み込み中となった結果「読み取れません」とエラーが出たりするファイルもありました。
この時点では、
「完全にハードディスクが死んでるわけじゃなさそうだし、そんなに費用掛からないかな」
とか思ってました。今思うとクソ哀れですが笑
外付けハードディスクが故障した原因
外付けハードディスクが故障した原因は引っ越しの際の衝撃と思われます。
当時、KoToRiは転職するタイミングで3週間の有休消化期間中でした。当時住んでた家がボロアパートなうえ、目の前でマンション建設工事が始まったため引っ越しを検討していたのですが
「丁度長期休みだし、転職前だけど、この有給期間中に引っ越しもやっちゃえばいいんじゃね」
という安易な考えのもと、転職と引越しを同時期に行うという愚かな選択をしてしまいました。すごく後悔してます。だって3週間も休みだったのに全然リフレッシュできないんだもん。
まぁそれは置いといて、当時引っ越しはアリさんマークに頼んだんですが、外付けハードディスクはアリさんマークに梱包からまかせました。それがマズかった。
新居で始めて外付けハードディスクを起動してみたら、時すでに遅し。読み込みがめっちゃ遅くなってました。
アリさんは、何故か引っ越し作業員の身元が保証されているのをメリットとして謳ってますが、引っ越し作業員なんて、いくら身元保証とか言ったって所詮バイトみたいなもんですし、バイトが身元保証されてるのって至極当たり前の事ですからね笑
みんな若いしノリがイラつくし基本絶対信用しちゃいけません。
ここでは2点声を大にして言いたい。(引っ越しの話なのでこの記事の本筋とは逸れてしまいますが)
引っ越し前だけでも、大事なデータはバックアップをとってください
それと
引っ越しの際は、外付けハードディスクなどの精密機器は、自分で運ぶかクロネコヤマトのパソコン宅急便を利用してください
クロネコヤマトのパソコン宅急便はそこまで費用が高くなく、引っ越し業者よりはしっかり運んでくれると思いますので、利用価値は十分にあると思います。もし次KoToRiがまた引っ越すなら、持ち運べない据え置きデスクトップは確実に利用します。
後悔したKoToRiだから自信をもって言えますが、大事なデータが入ってる精密機器の運搬に関してはお金をケチるところではありません。
因みに、ついでに言うと引っ越し以来PS3も起動しなくなりました笑
これもハードディスクが壊れたようでもう二度とアリさんマークには引っ越しは頼まないと心に誓いました笑
バックアップ取ろうと思ってたのに(怒)
今回故障した外付けハードディスクには、KoToRiが初めてパソコンを買った専門学校時代から蓄積した色々なデータが約1TBほど入っていました。その中には、最愛の息子の生まれてから現在までの写真やら動画なども入っており、とっても凄く大切なデータです。
なのにバックアップを取っていませんでした。
いや、正確には「そろそろハードディスクやばいかも」と思い新しいハードディスクをamazonでポチったところまではやったのですが、箱届いてそのまま3ヶ月ほど放置していたのです。
今考えたら愚の骨頂です。
せめて引越し前にバックアップを取るべきでした。
多分通常時であれば引越し前にバックアップをとるという考えに至った気がしますが、何と言っても3週間の有給消化中!たるみにたるみきってたんでしょうね。脳みそも。本当に悔やまれます。
とりあえずハードディスクを再起動してみる
ハードディスクが何かおかしかったら、みなさんまず間違いなく再起動を試すと思います。
KoToRiも、引っ越し後に外付けハードディスクの読み込みがおかしい事に気づき、一回再起動してみました。でも症状は改善されませんでした。
一回再起動してみても症状が改善されなければ
あなたのハードディスク、おそらく死んでます。
闇雲に再起動したり無理にデータをコピーしたりすると、更に症状が悪化する可能性があるため止めた方が良いです。
この文章はどのハードディスク復旧業者のサイトにも書いてありますが、これはガチだと思います。
KoToRiも一回再起動してダメだったので、
「これ以上変に触ってマジでデータ全部飛んだら悔やんでも悔やみきれん」
と思い早々に諦めました。
あと、ハードディスクをデジタルデータリカバリーなどのデータ復旧業者に診断してもらう際に、「無理にデータ読み込みや書き込みを行った形跡がある」などと言われ、後から高額請求の交渉材料に使われる可能性があります。この辺は追って説明します。
データ復旧業者の選定
自分では技術も知識もなくどうしようもない場合、費用を払ってデータ復旧業者にデータ救出してもらうか、諦めるか以外に選択肢がありません。
大切なデータならデータ復旧業者に頼むしかないと思います。それはしようがないことです。
バックアップを取っていなかったあなたが悪いのです。(何様!?)
問題はどのデータ復旧業者に頼むかです。
色々ネットで検索したら、ハードディスクのデータ復旧業者は色々あってどの業者も大体相場は3万円~と書いてありました。
自分の見立てでは、今回の症状は大したことないと考えてました。
だって読み込みが遅いとはいえデータが目視で確認できたから!もちろん一部ファイルの読み込みは極端に遅かったり、写真とかは読み込み遅すぎて半分灰色とかになってたけど、完全に死んだわけじゃないと考えてました。
だから当時、基本3万円で掛かっても5万円くらいと思ってましたね。
あとは、確実にデータ復旧してくれそうな信頼性がありそうなところを探します。
で、見つけたのがこの会社。
データ復旧.com【デジタルデータリカバリー】|復旧率96.2%のデータ復旧サービス
兎に角、ある程度の金額を払ってでもデータを取り戻したかったので実績があって信頼できそうな所を探していて見つけました。
あっでも前もって言っておきますけど、
この記事は、デジタルデータリカバリーが金積んで作成した良いことしか書いてないありがちなサテライトサイトとかではないですからね。
マジでKoToRiが体験した事を赤裸々に綴ってるリアルな記事です。
早速デジタルデータリカバリーに電話かける
一応デジタルデータリカバリーのレビュー見ておこうと思って、検索で引っかかったサイト何個か見たんですけど良いことしか書かれてなかったので、早速電話を書けました。
えぇ、まんまとサテライトサイトに騙されましたよ笑
このデータ復旧業界に関しては、サイトやブログに載ってるレビューは余り真に受けない方が良い気がします。
見た感じデータ復旧業者が金積んで他社の事を悪く書かせてる記事やコメントもありそうですし、サテライトサイトも乱立してたりします。
話を戻すと、電話をかけてみた感じ受付のオペレータには特に違和感はありませんでした。
簡単に症状を説明すると「担当に変わりますのでしばらくお待ちください」みたいな事言われました。
で、変わった担当に再度症状を説明した所、
「今回のような事例の復旧実績は沢山あるので、実際に故障したハードディスクを調べてみないと何とも言えませんが、恐らくデータ復旧の可能性は高いと思います。取り敢えずハードディスクをお送りください。無料で調査とお見積もりを致します。」
みたいなこと言われました。
デジタルデータリカバリーに故障したハードディスクを郵送
見積もりを取るために、特に何も考えずに故障した外付けハードディスクを郵送しました。
ハードディスクの郵送は、デジタルデータリカバリー側がクロネコヤマトの着払いで集荷を手配してくれます。
でも、皆さんにはここで一呼吸置いてほしい。
そして聞いてほしい。肝に銘じてほしい。
あなたの大切なデータが入ったハードディスクを業者に送った瞬間から、業者に人質を取られたことになります。
お客様至上主義であるここ日本において、大切なデータが入ったハードディスクを業者に手渡した瞬間から、お客様と業者の力関係が逆転し、業者の方が強い立場になるという天変地異が起こるのです。
だって、仮に無料見積もりもらって、金額に納得いかなくて、やっぱりこの業者に依頼するの止めるってなった場合に、
データ復旧業者に預けてるハードディスクが無事に帰ってくる保証はどこにもありません。
極端に言えば、外見上はわからないように中身ぶっ壊して返却してくることだって考えられます。
この記事にコメントくれた方の中でもハードディスクぶっ壊されて返却されたとの報告があがっています。
そうなった場合、大事なデータは二度と戻ってくることはなくなってしまいます。
しかし、大切なデータを失うかもしれないという瀬戸際で焦っている状況で多くの人はそこまで想像が働きません。
そこを逆手にとって、デジタルデータリカバリーのようなデータ復旧業者の営業担当は割とグイグイ系で言葉巧みに、故障したハードディスクの郵送を促してきます。
「完全無料で診断と見積もりを行う」という誘い文句で。
ハードディスクをデジタルデータリカバリーなどのデータ復旧業者に送った瞬間に、主導権を完全に握られるということを覚えておきましょう。
とはいえ、自力で治す技術が無ければその技術を持つものに費用を払ってデータを救出してもらうのは当たり前の話。
大切なデータを救出するためには、この理不尽を受け入れざるを得ません。
なので結論、自分が納得できる選択するという冒頭の言葉に繋がります。
デジタルデータリカバリーの見積もり
故障した外付けハードディスクを郵送した次の日に、デジタルデータリカバリーの担当から電話がかかってきました。
聞けば、想定より悪い状態だとのこと。
・物理故障でレコードの針が壊れてしまっている。
・その状況で何回か無理に読み込みや書き込みを行なっている
・それが原因で状態が悪化している!
・もしかしたら一部復旧できないかもしれない
などを言われました。
そして、少しでも復旧率を上げるために、わかる範囲で出来るだけハードディスクのディレクトリ構造を教えてくれ!とのこと。
え!?
お前初めに電話した時「今回のような事例の復旧実績は沢山あるので」って言いよったろうが!と思わず博多弁が出ちゃいます。
まぁこれも恐らくハッタリでしょう。アナログ人間やお年寄りや素人は技術も知識もないわけで、データ復旧業者(今回で言えばデジタルデータリカバリー)の言葉を信じるしかないわけですからね。何だって言えますよ。
しかしKoToRiは仮にもIPAの情報処理試験レベル4ホルダーです。デジタルに関しての最低限のお作法はわきまえているつもりです。
(そのくせバックアップ取り損ねてこんなことになってしまっているわけですが。。。)
流石に、
復旧率をあげるためにフォルダ構成を教える必要があるとか言ってるのがハッタリなことくらい分かりますよ。
そうなる理屈が全く分からないし、そもそも、フォルダ構成だけなら故障したハードディスクに自宅のPCからアクセスした時に普通に確認できてましたから!!
この辺のやりとりから全体的に胡散臭さが滲み出てきてました。
デジタルデータリカバリーの成功定義ファイル
では何故ハードディスクのディレクトリ構造を聞いてきたのか、その理由は後になって分かりました。
デジタルデータリカバリーのデータ復旧作業の前に、「このファイルだけはどうしても復旧させてほしい」という成功定義ファイルを決める必要があります。
その成功定義ファイルが復旧できたかどうかに対して、成功報酬分が見積もりに乗ってくるという見積もりのカラクリになっています。
なので、ここで伝えたディレクトリやファイルが成功定義ファイルとして見積書に記載されることになります。
デジタルデータリカバリーの陽動作戦
・意外とハードディスクの状態が悪い
・データ復旧できるかどうか分からない
・データ復旧率を上げるためディレクトリ構造を教えてくれ
この一連のやりとりは私の予想ですが、大事なデータが戻って来るかどうかの瀬戸際で必要以上に煽って最終的に高額請求を行うための布石です。陽動作戦の一種でしょう。
ただそれが分かってはいても、立場が逆転しており手の打ちようがないので、このやりとりの時に明らかに主導権を握られていることを強く感じました。
で、息子の写真がめっちゃ入ってるディレクトリなど大切なディレクトリやファイルをいくつか提示して、
「因みに費用はどの位になりそうなんですか?」
と聞いたら、
「そうですね、予想よりも状態が悪いので。。。ちょっと過去の事例を確認します。」
とか言って、ちょっと待ってたら
「えぇ~30万から40万掛かっている事例もございます」
は?!
こいつ何言ってんだ?本当に唖然としました笑
「詳細な見積もりは本日中にお電話でご連絡します。」
とのことで電話を切りました。
この時点でデジタルデータリカバリーにハードディスクを渡してしまったことをかなり後悔しました。
デジタルデータリカバリーのデータ復旧費用
そして、30分後に再度電話がかかってきました。
デジタルデータリカバリー「お待たせいたしました。まずはご安心ください。データの復旧は高確率で可能です。ディレクトリもそのまま復旧できる可能性が極めて高いです。ドヤァ」
KoToRi「ありがとうございます!で、肝心の費用は?」
デジタルデータリカバリー「21万円です!」
高け~笑
前述のくだりである程度覚悟してましたが、やはり高額な請求をしてきました。
流石に引っ越しもして、20平米くらい広くなって家具とか買い足したんで出費がただでさえトンデモナイ額になっているこの状況でポンッ!と21万円出せる体力はありません。
デジタルデータリカバリーの値引き作戦
見積もり金額が21万で流石に大金なので、キャンセルして別のデータ復旧業者にお願いしようと思いましたが、大事なデータをぶっ壊されるかもしれないという恐怖もあり、
KoToRi『ちょっと考えます。』
と言ったところ、
デジタルデータリカバリー『ちなみにどのくらいの想定でしたか?』
と言ってきたので、
KoToRi『サイトには3万円〜と書いてあったので大体そのくらいだと思ってました。』
デジタルデータリカバリー『それは申し訳ございません。納期などをお考えいただかなければ、10万前後までディスカウント可能な可能性ございますが、そのくらいの金額感であれば前向きに検討いただけますのでしょうか?』
は?なんで?
いきなり半額になりました。
KoToRi『まぁ10万円以下なら。。。』
デジタルデータリカバリー『少し上司に確認しますのでまた電話させていただきます。』
そして待つこと1時間後、デジタルデータリカバリーから電話がかかってきました。
デジタルデータリカバリー『91,000+消費税までディスカウントできました。』
KoToRi『そうですか、ありがとうございます。
ところで、なんでいきなり半額になったんですか?』
デジタルデータリカバリー『え?!』
二度聞きされました笑
KoToRi『いや、だから当初見積もり額から、50%もディスカウントされたのは、何か理由があると思うのですが、どのような理屈で50%もディスカウントできたんですか?』
デジタルデータリカバリー『通常であれば1,2営業日でデータ復旧作業を完了させるというスピード感なのですが、今回納期はこだわらないとのことでしたので、人員を確保せず空いている要員で空いている機材でデータ復旧作業を行うことで人件費をカットしました。』
というようなニュアンスのことをしどろもどろで話しておりました。
あと
デジタルデータリカバリー『機材代など、どうしても掛かってくる費用は実費として仮にデータが復旧できなくても発生してしまいます。』
とのこと。
あれ?デジタルデータリカバリーのサイトに安心の成功報酬型って謳ってなかった?
あー小さく「※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。」って書いてあるやん。
まぁしようがないと思いつつも、デジタルデータリカバリーへの不信感がどうしても引っかかり
KoToRi『一旦考えさせてください』
と言ったら、
デジタルデータリカバリー『一応、機材と人員だけは確保しておきたいのでできれば今日中にお返事いただければ』
え?人を確保しないから人件費かかってないんじゃないの?って感じですけど、もうぶっちゃけ最初の見積もり金額は完全に足元みて吹っかけてきたことは明白だし、めんどくさくなって普通に流しました。
どうしようもないのでデジタルデータリカバリーに発注
冷静に評判など見てみたらこの会社いろいろやばそうですが、サテライトサイトではないと思われるガチレビューっぽいひとが、金額は高いがデータは全部綺麗に復旧して返ってきたと書いてあり、
変に刺激して預けているハードディスク壊されるのも怖いし、
税込約10万円は高い勉強代とおもい、唇を噛み締めながらここに決めました。
見積もり書はメールで届きます。
「作業項目」の「部品交換・物理作業費」はデータ復旧が失敗したとしても支払わなければならない費用です。
「成功報酬費」は前述の成功定義データがきちんと復旧できた場合に満額支払う費用となります。
成功定義データが1つも復旧できなければこの項目の費用は0となります。
因みに成功定義データと言ってもデータの復旧に関しては、対象のハードディスクに入っている全てのデータに対して行われ、復旧できたデータは全て納品されます。
あと、見積もり書に記載されている「成功定義データ」は修正可能です。気になるようでしたら発注前に変えましょう。
デジタルデータリカバリーからデータ復旧作業完了の連絡
正式依頼から3日後に連絡が来ました。
デジタルデータリカバリー『無事にデータ復旧が完了しました。ディレクトリ構成も復活できて非常にいい状態です。保証はできませんが恐らく全てのファイルが復元できていると考えられます。』
まぁひとまず安心です。
デジタルデータリカバリー『この電話で、成功定義ファイルについて正常に復元できているかデータの確認を行わせていただければと思いますので10分ほどお時間いただけますでしょうか。』
あぁ電話越しに確認するのね。
ちなみに確認は成功定義ファイルに限らず別のファイルでも良いそうです。
取り敢えず一番重要な子供の写真ファイル(の一部)と、直近で写真とった引っ越し後の新居の床の傷が、ちゃんとプレビューで表示できるかを確認してもらいました。
本当は全部のファイルがプレビューできるか(エロいのもあるけど)確認してもらいたかったんですが、現実的ではないので、もう信じてOKとしました。
もちろん電話越しなので、本当にデータがプレビューできているかは、もう信じるしかないです笑
本当に立場の逆転現象が起こってます。
一通りの確認を終え
デジタルデータリカバリー『この電話以降のファイルの確認はお受けできません。また、データの削除や改ざんが簡単にできる性質のため、HDD郵送後のクレーム等は一切お受けできません』
との説明をうけ、どうしようもないため受諾。
支払いは、ネットからクレジットカードで行いました。
振込みが確認できた翌営業日に復旧したハードディスクを郵送してくれるとのことですが、KoToRiの場合は、もともと新品のハードディスクを用意していました。
そうです、ポチっただけで3ヶ月放置した新品のハードディスクです笑
デジタルデータリカバリーには、新品ハードディスクに復旧したデータをそっくりそのまま入れてください。と指示を出していました。
おかえり、僕のデータたち
支払いを行った翌々日に、デジタルデータリカバリーからハードディスクが返送されてきました。
こんな感じで梱包されて届きます。
早速中を確認してみたところ、特になんの問題もなく本当に、故障したハードディスクのデータが、そっくりそのまま新品のハードディスク内に復元されていました。
ただ、
フォルダの更新日が全て2020/04/27 13:34になっておりました笑
結構フォルダの更新日でソートしていたので地味に困りますが仕方ないでしょう。
ひとまず、高い出費でしたが色々不信感はあるものの、デジタルデータリカバリーは10万払えばしっかり仕事をしてくれるという事は証明されました。
2019/08/12追記
10万円払っても2割くらいしかデータが返ってこず、壊れていなかったデータさえも取り出せていなかったというコメントが寄せられました。電話では「復旧可能です」と宣言していたにもかかわらずです。「10万円払えばしっかり仕事をしてくれる」という記載は訂正せざるをえません。くまごろうさんコメントいただきありがとうございました!
データ復旧業者は嘘つき放題
実際データ復旧を全てを終えて思ったのは、
データ復旧会社は基本詐欺
いや、正確には詐欺し放題かな。
結局、データ復旧業者は嘘つき放題なんですよね。
例えば、物理故障ということを言ってますが、もしかしたら論理故障だった可能性だってあります。
こちらが専門知識がないことをいいことに、業者側はいくらでも嘘を付くことができるのです。
表面上の料金体系はどのデータ復旧業者も論理故障の方が安いです。3万円〜ってなってます。
でもこちらには知識がありません。データ復旧業者が嘘をついて本当は論理故障なところを「物理故障です!キリ!」といってもそれを信じるしかないのです。
故障したハードディスクもデータ復旧業者に送ってしまい手元にないですからね。
そして最悪なシナリオとして、もしKoToRiが見積もり額に納得できず、キャンセルを希望し故障した外付けハードディスクをKoToRiに返却することになった場合、本当に物理的に故障させてしまえば良いのです。
この業界、よく出来てますね笑
データ復旧するくらいならバックアップ取ろうよ
こうして、ハードディスク故障によるデータ喪失騒動は、10万円と引き換えにハッピーエンドを迎えたのですが、一つ確実に言えることは
データ復旧するくらいならバックアップ取ろうよ
バックアップ取るなんて本当に簡単です。もう二度と同じ過ちを繰り返さないために、バックアップ用のハードディスクを追加で購入し、約1.5TBのデータをバックアップしたのですが、USB2.0で2、3時間で終わります。
バックアップ用のハードディスクは1万円とバックアップ作業の手間、データ復旧は10万円と、データ復旧業者とのやり取りの手間、そして不安とストレスです。
寝る前にバックアップ仕掛けとけば朝起きたら完了してます。
それを月に1回か週に1回やるだけで、今回のような大失敗を未然に防ぐことができるんです。自分のデータの価値をよく考えてください。
大切なデータのバックアップを取ってないなら
バックアップ用のハードディスクを今すぐ購入してください。
わざわざデータ復旧業界にお金を落とす必要なんてないのです。いいことなんか一つもありません。
KoToRiが使ってるハードディスクを貼っておきます。
実際に家で稼働している外付けハードディスクです。
【常にPCと繋げとく用】
【Amazon.co.jp限定】BUFFALO USB接続 外付けハードディスク テレビ録画対応 日本製 みまもり合図 2TB HD-AD2U3
据え置き型なので机に固定して使ってます。結構レビューにもあるように音がめちゃくちゃ静かです。それで8,000円代で2TBなのでお得だと思います。
ただKoToRiの様にPCにずっと繋げっぱなしでの利用を考えているなら、絶対にUSBコードに足を引っかけたりしてイキナリコードぶち抜ける等の事故がない配置としましょう。
【バックアップ用】
I-O DATA HDD ポータブルハードディスク 2TB USB3.0バスパワー対応 日本製 EC-PHU3W2D
こちらは実際にKoToRiがデジタルデータリカバリーに故障したハードディスクとともに郵送した、ポチって3ヶ月ほど放置した新品のハードディスクです。
持ち運び用なので、ある程度の衝撃は織り込まれて設計されてると思います。(多分)
KoToRiは今回故障したハードディスクの前は、I-O DATA製の据え置きハードディスクを使用しており、約5年間一度も故障することなく使い続けることができていた事があり、信頼できる業者と認識しています。
大きさも非常にコンパクトで、データを頻繁に持ち運ぶ人には大変便利だと思います。
KoToRiは月1のバックアップ用として利用しています。
あと、ハードディスクによってはRAID構成で自動でバックアップを取ることもできたりしますが、色々調べた結果、結局しっかり監視してないと何かのエラーがきっかけでバックアップデータもろとも飛んでしまう事もあるようで、一番アナログですが月次で手作業でバックアップをとる運用に決めました。
万全の保守体制で
もう二度とデータ復旧業者は利用しません